飛蚊症の原因
飛蚊症には生まれつきのものと、生後に発症するものがあります。
胎児のうちは硝子体の中に血管が走っていて、この血管は普通は出産までになくなります。
ところが、時にその血管の一部またはその周囲の組織の一部が生後も硝子体の中に濁りとして残ることがあります。
視力さえ良ければ治す必要もありませんし、時々検査をすることで経過を見ます。
遺伝によっておきる病気は網膜硝子体ジストロフィとよばれますが、まれな病気です。
また、全身の病気によっておこる硝子体の濁りは「硝子体アミロイドーシス」という病気ですが、これはさらにまれです。
網膜の血管の病気によって硝子体出血が起こり、飛蚊症の原因になる場合も可能性はありますが、非常にまれです。
ぶどう膜炎は
虹彩(こうさい)・ 毛様体(もうようたい)・脈絡膜(みゃくらくまく)という3つの組織の炎症によっておこりますが、このうち毛様体と脈絡膜に炎症がおこりますと硝子体の濁りをおこします。
この病気の症状は目のかすみ・視力低下などですが、飛蚊症ではじめて気づく場合もあります。
ぶどう膜炎が長引き重症になると、黒い雲のような飛蚊症を自覚するようになります。
飛蚊症の原因は多くの場合「生理的」なものです。
紫外線や有害な光線を浴びることによって活性酸素が発生します。
免疫機能が正常に働いていたら、目に発生した「活性酸素」を分解して「酵素」を分泌させ、硝子体の酸化を防いでくれます。
しかし、ストレスや老化によって免疫機能が働いていないと「活性酸素」がたんぱく質や脂質を酸化させてしまいます。
その結果、硝子体の組織を変質させ、飛蚊症が生じるのです。